エリザベス回顧録


TABACCHI PRESENTS 8
「バルバトス」~嘘、 連鎖、叫び~

私が演じたのは
エリザベス・プロクター

主人公の妻の役でした。


病弱で自分に自信がなく
それでいて、愛情深く、強い意志のある女性でした。





TABACCHIでしかキャスティングしてもらえないだろう
ってくらい
私とはかけ離れた役でした。

とにかく魅力的な女性でした。




毎日、
twitterで
「生きる」って言ってました。

本当に演じると言うより
必死で毎日、生き抜きました。





さすがに
長年、出演しているTABACCHI
戸田演出なので

私のやりたい事を
全てやらせてもらえたし

それで
どんどんエリザベスとして生きていけたと思う。

ありがたい。



魔女や裁判とは
ひとつ別のところにいる人ではあったので

とにかく
プロクターを愛しました。


あの物語の中で
私の真実はプロクターへの愛しかなかった。


特に最後の2人のシーンは
「愛か死」だと思っていたので

「あなたの決めた事なら
例えそれが永遠の別れでも
私は受け入れます」

って事だからね。

これは
究極の愛情だと思うし

そこまで愛の深い人やるのに
どうやって説得力をもたせるか?
そんな技術は私にはなかった。

もう、エリザベスとしてプロクターを愛する事だけだった。


それだけで
突っ走ったと言っても良いくらい。

結局
役作りらしい事もしてないし

どうやって生きるかしか考えてなかった。
魂からの叫びは
魂を削るしかなかった。




終演のラストのセリフも
毎回、戸田さんに確認して

最終的にかろうじて
楽日の2ステはOKもらったけど

それまで
「泣いちゃダメ」とか
「もう少し語尾を強く」とか
いろいろ言われたけど

そういう表面的な事は
もう変えられなくて

表面的な事を変えるためには
気持ちを変えなきゃならないシーンだったので

他のシーンもだけど
日々、挑戦し続けました。



本番中に今までと違う感情が沸き上がった回もあったし

でも、それに抵抗はしないで
委ねる勇気も持てた。
そう思ったなら
そういうやり取りが今、目の前にあるんだからって。


それは
プロクターをやってくれた贈人さんを
信用してたからもあって。

お互い
相手に敏感な役者なので


私が調子悪い回も
ちゃんと見抜かれてたし

何よりお互いに
お互いの愛を信じていた。


もう。それだけだ。

私のエリザベスを褒めてくださる方もいらっしゃいましたが

贈人さんのプロクターあっての
私のエリザベスでした。

これだけは
間違いない。


本当に贈人さんには感謝しかない。





ラストの4ステくらいは
もう何にも考えなくても
同じ理由で同じところで
涙が出てくるし
これが素直な気持ちなんだなぁって思ってた。

初日と大楽は泣きすぎてしまったけど…。

あ。
大楽のダブルコール
お恥ずかしいくらい大泣きしてて
すみませんでした。


いつも
最後の暗転で20%くらい
川島に戻ってるんですが

最後の回は
私の中からエリザベスが消えるのが何か嫌で

ほとんど泣きながらカーテンコールして


そのまま楽屋戻って
引き続き泣いてたら

贈人さんに「ダブルだぞ」って
手を引かれて出て行ったら

お客様の温かい拍手や
お客様ひとりひとりの顔がはっきり見えて


それに感動して
また泣いちゃって。


その後も楽屋で
プロクターに「ありがとう」って言われて
ギャン泣きしてたんだけど。




もう
どうしても気持ちが切り替えられない時は
終演後、楽屋で泣く事にしてました。


「そでふりあうも」の時に学んだので
泣きたい時は泣かないと
後で心がしんどくなるから。



でも
初日終えた時が一番
ギャン泣きしました。

稽古からの蓄積で
もう心が押し潰されそうだったもん。


毎日、毎回、
心の中で大切な人を殺すのは
本当に大変な事でした。


でも、それを
受け入れる事が出来る人がエリザベスだったし

そう出来るようになったのは千秋楽の2ステだったな。


何だか
そんな感じで着替えて面会に出てたので

お客様とお話が全然できてなくて
本当にごめんなさい。

自分の不器用っぷりにびっくりだけど
なかなか自分に戻れなくて

感想とかちゃんと聞きたかったんだけど
そんな状態でなくてごめんなさい。






こんなに
素敵でやりがいのある役をやらせていただき

本当に感謝しかないです。


台本もらった時に
本当にこの役、私に出来るんだろうか…って思ったし

だから
私にとってはすごい挑戦だったし

今、この役をやらせてもらえた事は
本当に財産になりました。


みなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に本当にありがとうございました!!!

書きたい事がありすぎて
まとめられないまま書いてしまって
読み難い文章になっちゃったかも…
すんません。


なんなら
まだまだ書きたい事あるんだけど
もう今日はこのくらいにしておこう。






この出会いに感謝して
次も頑張ります!!!

次の舞台なんにも決まってないけど!!!

本当に本当にありがとうございました!!!!!










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プロフィール

川島佳帆里(かわしまかおり)

Author:川島佳帆里(かわしまかおり)
11月13日生まれ
舞台を中心としたフリーの女優
アーティスト名"Cakao"でLIVE出演中
レギュラーイベント毎月第1金曜日「昭和歌謡Night」
第2火曜日「愛と涙のロック笑」@渋谷GABIGABI

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