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美咲 回顧録



「ふたり芝居-Brand Blend #1-」
ひとしずくの殺意

役についてのあれやこれを…

いつもの恒例の。





美咲…。コワイ女でしたね。
でも、私の中には彼女なりの正義がありました。


この台本を読んだ第一印象は
「どんな風にも出来ちゃうな」
でした。

この役はこうであるという必要性が低いな…と。
だから、表現の選択肢がたくさんあるな…と。


短編は物語の前後が描かれていない事がほとんどで
それが短編の魅力ではあるのですが

その自由さに加えて、美咲の話している事が
どこまで事実なのか…

これは、私の中では
嘘と本当がいつの間にか出来上がったけれど。

彼女の話が全部
嘘の可能性だってあるし、

しかも、美咲はすごく嘘をつくのが上手なタイプ…。と思うので。

どんな風にもできちゃう。


あと、
この結末までの会話も
どこまで美咲の計算なのかなぁ…っと。


こう攻めれば、こう来るとか
計算してるんじゃないかなぁって。


そんな
いろいろ、いろいろと選択肢がある中で
演出の古賀さんと相談しながら…。


古賀さんの中には
もう、「美咲はこう」って正解があるようだったので

私がそのプランをどうやって飲み込むか
みたいな稽古が続きました


なかなか飲み込めないし、
言えないセリフがずっと言えないままで…



古賀さんは彼をを好きだから、美咲はこうなっていくって考え方で

私は美咲は、自分の事の方が大事なんだと思っていて、
もちろん、彼の事は好きだけど、
それ以上に、奥さんより自分を選んでほしいとか
自分が傷つきたくないとか

そういう気持ちの方が強いのではないかなっと。




少なくても、奥さんが家に来て
一週間という時間がたって、
それを、一週間も彼に隠していたってのは
かなり、作戦を練っていたと思うのです。

ただ、その作戦がどこまで成功したのでしょうね?
それは、私にも分かりません。
たぶん、美咲も分からないんだと思います。


逆に
そういう余白を、埋めすぎないようにしました。
お客さまがそこを埋めてくれれば良いのかなっと。
ラストも想像にお任せします。だったので。

余白を埋めない代わりに
目的だけはしっかりハッキリしていなきゃいけないと思っていて


私は美咲の本心は
「私だけが惨めな思いをするなんて不公平だ」だと思っていて、
古賀さんは美咲の本心は
「奥さんがいると知ってたら好きにならなかった」
だと言っていたので

あ。さっき書いたのと同じ事だね。


ここに、私と古賀さんのズレがあったんだなって
稽古の終盤で分かりました。

稽古中、何でズレるのか分からなかったから…
分かった時に色々と納得いった。


古賀さんのプランに合わせちゃうと
また、全然違う美咲になっちゃうな…と

稽古も終盤だったので
私のプランの美咲でいかせてもらいました。


一つ一つ積み重ねていく
2人だけのお芝居で、
ラストがあんな風になるから…


序盤は声もあのサイズの客席に届くギリギリのところまで音量を落とし

可愛らしい声やしぐさを意識しました。

普段、可愛らしい役とかやらないので
恥ずかしいやら、気持ち悪いやら…


そこから、ボリュームのツマミを少しづつあげるように
ラストに向かって美咲の本性を見せていけたらなって意識してみました。


そして、
最後には彼が「首を締めなきゃ。こいつは殺さなきゃ。」と思うくらいに

彼を追い込まないといけないなっと。



そしたら
美咲はああなりました。



美咲は情緒不安だし、感情の起伏も激しいし、
子供みたいなところあるし、
一言で言えばメンヘラでした。


なんだかんだで
メンヘラな役がちょこちょこ回ってくる。

あと、不倫する役も。

でも、
いつもは若い男の子と不倫する人妻の役だったりするので
今回はちょっと違いましたね。



いろいろと整理しながら書いていたので
長くなってしまったし、読み辛い文章かもしれないです。

ご了承を






今回は
こんな役なのに、
私生活に影響が出なかったのでよかった…。




次は8月に舞台あります!!!!
どうぞ!お楽しみに!!!!









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プロフィール

川島佳帆里(かわしまかおり)

Author:川島佳帆里(かわしまかおり)
11月13日生まれ
舞台を中心としたフリーの女優
アーティスト名"Cakao"でLIVE出演中
レギュラーイベント毎月第1金曜日「昭和歌謡Night」
第2火曜日「愛と涙のロック笑」@渋谷GABIGABI

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